前回のお話では、生活水の中に「硬水」と「軟水」があることをお話ししました。ではクエスチョン!紅茶に適した水はどちらでしょうか?
前回の冒頭でも少し述べましたが「紅茶を入れるときには軟水がイイ」というお話、実はケースバイケースです。
硬度の高い水で紅茶を入れると、紅茶の香りの成分が硬度成分であるカルシウムイオン/マグネシウムイオンの作用により抑えられることによって紅茶独特の渋みが引き立ち、苦みが強く感じられるようになります。スリランカではこの渋みの強い紅茶が好まれる傾向にあり、従ってB.O.P.のようなわざわざ細かい茶葉で濃い目に入れるのですが、それが硬水だとさらに強く感じられます。また紅茶の渋み成分であるタンニンと硬度成分が作用すると、濁りも発生してしまいます。
私たちムレスナのフレーバーティーは、茶葉そのものに味わいの淡い“ヌワラエリヤのF.B.O.P”茶葉を使い、フレイバー特有の芳香をお楽しみいただくように作っていますので、香り成分が損なわれない軟水を使っていただくことをオススメしています。これは普通の紅茶でも、軟水を使うことによって香りをよりお楽しみいただけます。澄み切った水色の紅茶からたちのぼる香しいフレーバーは、ムレスナティーの醍醐味と言えるでしょう。
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ではご家庭の水はどうでしょうか?
軟 水:硬度0〜100
中硬水:硬度100〜300
硬 水:硬度300〜
おおよその基準として言われてる数字ですが、日本の法律では飲料水に適する水質の限度としては300mg/lの硬度を飲料水として許可しているようなので、どうやら水道水=軟水とは呼べないようです。しかしご家庭の水を、簡単に軟水に変える方法もあります。
軟化にはいろんな方法ありますが、一番簡単なのは、普通にお湯を沸かすことです。「煮沸法」と呼ばれるこの方法では、水中の硬度成分の代表格である炭酸水素カルシウムが煮沸されることにより炭酸カルシウムとなって沈殿します。その時間はおよそ3〜5分です。このように煮沸法によって簡単に除くことが出来る硬度を一次硬度と呼びます。
また塩素などを含む成分に関しては煮沸では除去できないので、様々な除去機能を持つ浄水器などを使って除かねばなりません。これを永久硬度と呼びます。但し永久硬度はごく微量なので、煮沸法で十分に軟水になります。
ご家庭で簡単に出来る煮沸による軟化したお湯を使って、ムレスナティーを入れてみては如何ですか?これまで以上に薫り高い紅茶を、お楽しみいただけると思いますよ。